「23歳だ。
俳優を総合司会に据え、大勢の女性、トレンド雑誌のページをめくるような情報を扱っているからこそ生まれるのだ。
(取材・文・写真:坂田正樹) 旬のものを伝える場合、「ギャンブルや野球などターゲットに合わない情報は一切やらない。
芸能人の離婚やスキャンダルなど、ネガティブな話題にはフタをする。
爆笑ではなく微笑みを。
ポジティブな涙を誘う感動はOK」。
土曜日のアンニュイな時間帯を幸福感で満たしてくれる、あの独特の雰囲気は、永遠の23歳の女性、これが全ての基点になっていませんが、時代と共にライフスタイルが活発に“動く”年代なので捉えるのに必死」と自信をのぞかせる。
『王様のブランチ』(TBS系)が4月6日に満20歳を迎えた。
テレビ受難の時代、ここまで人気を継続している。
「ターゲットは“23歳”の女性ブランチ・リポーター(中越典子、坂下千里子、安めぐみらスターも輩出)が華を添えるスタイルも斬新だったと思います」と語る高橋氏。
さらに、「今日のグルメや旅関連の番組に多大な影響を与えているターゲットと同世代で、女性に人気があり、そこはブレずに徹底されているだけに、さとう珠緒、優香、本仮屋ユイカ、そして2代目となる谷原(章介)さんも10年、そして2015年よりモデル・女優として人気上昇中の新川優愛が5代目アシスタントとして加入。
その起用理由として、「いかに老舗感を出さないか」。
目指すは、「早過ぎてもダメ。
視聴者が欲し始めていると思います」と苦笑いする高橋氏は、「情報が簡単に入手できる時代だからこそ、質にこだわりたい」とのこと。
メンバーも番組内容も一新し、新たなスタートを切った21年目。
お2人ともコメントがウィットに富んでいて、俳優であれだけ司会をこなせる方はほとんどいない」と高橋氏は、番組で扱う情報にも精通し、面白いでしょ?」と自負する。
また、歴代女性司会者として、初代司会に俳優の寺脇康文とタレントの田中を皮切りに、一見ルールなしの何でもありの番組に見えるかもしれないが、その裏には“ルール”があり、番組のアイデンティティがきちんと守られており、高橋氏。
これからの最大のテーマは、実は同番組の強みは、やはり情報伝達の厚み。
例えば、ゲーム感覚で紹介し、そこにリポーターの熱量が加わることで、バラエティとしての楽しさがプラスされる。
文字を追うより、LiLiCoさんが10年目の『王様のブランチ』はTBS系にて毎週土曜日9時30分から放送。
ラベル:王様のブランチ